MUKU-DATA   名古屋某所

普段お付合いのある広葉樹専門の名古屋営業所へお邪魔した。
材木屋はもっぱら杢マニアが多いのですが、
中でも広葉樹専門、ましてや木の宝石と言えるギター材など扱っているので、
そこで働く人たちは杢オタクの極致といえるでしょう。
今回の中部地方をご案内いただいたMr.SATO氏には感謝です。
聞いた事のない材種やギターの話、木の話、移動中も延々と木の話で
随分勉強になりました。
SATO氏の木の使い方、考え方など、やはり建築業界とは違った視点は面白かったです。
新潟ではこんなに広葉樹を積んである倉庫って見ませんしね。
ウワァ~って感じでした。


この平割板はカリーメイプル仕分け。
SATA氏が現地に指示してカリーのセレクト梱包を作ってもらったとの事。
Mr.SATOって表記されてますね。SATOグレードかぁ・・  いいなぁ~そんな事。
国内の細かな需要に応える為、またどういった物を送り出そうかと
国内と現地を繋ぐ位置に立つ人の役割って大事ですよね。
大概は流行り物、売れる物、で直ぐに溢れて価格競争に飲み込まれていく訳ですが、
このようなセレクト仕分けできるSATO氏のセンスの良さが伺えますね。
この業界にももっともっと面白い事を考えて実行する人たち、センスのいいアイディア豊富な人が少しでも多くなれば
もっと木の使い方も充実してくるのでしょうね。
建築資材としてはカリーメイプルの要求は少ないのでしょうが、
いやいや、棚板の一部にキラキラと輝くものがあってもいいのかもしれませんよね。
移動中にギター屋さんから電話がきて全部売れちゃったみたい。
SATO氏も自分で考えた梱包を受け入れてくれる所があって、大満足してたようです。
考えて、セレクトして、供給していく。まさに楽しいし、その店々と売る人のカラーになりますね。

最近は節のある巾接ぎ材でテーブルを・・・
って需要もよく耳にしますから、節だけのグレードも可能かと思います。


ギター関係の材料なんかもあったりして。
材種名忘れてしまった・・

今SATO氏が考えている(御本人自身が楽しみながら)ある材種の柾目の巾接ぎのテーブルトップ。
これは面白いかもね。
広葉樹をいつも扱っていなければなかなかできないだろうし、
材を集める為にまめにあちこちと足を運ばなきゃできない事でもあるし、
できる事なら真似してみな!って
言える天板だなぁ・・・なんて思った訳です。

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